コラム
2017/12/18

問題解決をスピード化!フレームワークとは

(写真=Roobcio-Shutterstock.com)
(写真=Roobcio-Shutterstock.com)

ビジネスにおいては、日々さまざまな問題が発生します。その中で、手をつけなければと考えている勘案事項をたくさん抱えているマネジメントの方も多いでしょう。そのような現状の中で重視されるのは、問題解決をスピーディーに行うことです。

問題解決のスピード化をはかる解決策のひとつであり、簡潔で効果のあるツールが「フレームワーク」です。フレームワークとは、課題やその発生要因の分析を行うプロセスにおいて活用できるツールで、考えをまとめやすいようにポイントを押さえて構成されています。今回は、それらのフレームワークのうちいくつかを紹介しましょう。

また、その一方でフレームワークに依拠することの注意点についても、触れておきたいと思います。「頭でっかち」にならない様な心がけも、マネジメントには必要なのです。

問題解決の方法を考える


企業内部の経営者や従業員が、多種多様な問題解決の方法をそれぞれ個別に考えていった場合、多くの時間と労力が必要となります。解決のための時間と労力が確保できなかった課題は後回しにされ、問題解決に長い時間を要することになります。

問題解決をスピード化するためには、フレームワークの活用が有効です。問題の場面や種類によって適したフレームワークを五つ紹介します。

● 3C分析

問題解決のためには現状分析が必要です。企業の現状分析に適したフレームワークに「3C分析」があります。3C分析とは、自社(Company)、顧客(Customer)、競合(Oompetitor)を基準にその関連性から現状を分析するツールです。

● SWOT分析

企業の事業戦略やマーケティング戦略の問題解決のために適したフレームワークに「SWOT分析」があります。外部環境や内部環境を強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) の四つの要因から、問題を解決するための戦略を分析します。

MECE

MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)は、問題解決の方法を考えるときに使える基本的なフレームワークです。MECEとは「重複なく、漏れなく」という考え方で問題点や原因の分析をするときの細分化や整理の基準になります。

● PDCAサイクル

問題解決を実行する場面で使えるフレームワークに、「PDCAサイクル」があります。PDCAサイクルとは、(計画)、 Do(実行)、 Check(評価)、Act(改善)の四つのサイクルを繰り返し実行していく手法で、机上ではなく現実に実行されている問題解決の作業を評価、分析して、さらに次の計画へつなげていく上昇スパイラル効果が期待できます。

● 緊急度・重要度マトリクス

多くの問題が発生した時には問題解決の優先順位をつける必要がでてきます。そのような時に役立つフレームワークが「緊急度・重要度マトリクス」です。問題を緊急である、緊急でない、重要である、重要でないという四つに分類して、優先順位をスピーディーに明確化することができます。

論理的思考で問題解決


そもそも、問題解決には、論理的思考(ロジカルシンキング)を活用したプロセスが重要です。ロジカルシンキングとは筋道をたてて考えるスキルで、問題を明確化する、原因を考える、解決策を立案する、実行する四つのプロセスで問題を解決します。

論理的思考では、「問題」を「現状」と「あるべき理想状態」とのギャップと考え、ギャップをつくっている原因を洗い出して、ギャップを埋め「現状」を「あるべき理想状態」にすることが問題解決となります。

スピーディーな問題解決のために、論理的思考(ロジカルシンキング)を活用したプロセスの場面でフレームワークを活用するのです。問題を明確化する、原因を考える、解決策を立案する場面では問題点や原因、解決策の分析に「MECE」を採り入れます。実行する場面では、「PDCAサイクル」を使うことで効果の最大化が期待できます。

必ずしも考えることに「固執しない」ことが重要


経営者が抱える問題は多種多様で、問題解決の方法を考えるには時間と労力がかかります。フレームワークは問題解決の方法や基準をパターン化したツールですので、フレームワークを使うことで、経営者は時間と労力を抑えることができます。

一方で、事業に重要なのは実践です。数多くのフレームワークを知っているというだけでなく、フレームワークに基づいた行動に従って数多くの実戦経験を積み上げていくことで、初めてそれが使えるかどうかがわかる様になります。常に実践を重要視するようにしましょう。

「頭でっかち」にならないことの重要性については、他の記事でもお伝えします。

>>勉強したその「知識」、本当に価値か?ありますか?

PREV リーダーシップとは?リーダーシップを発揮するために覚えておきたいこと
NEXT 中途採用で即戦力を獲得するための環境整備とは?

関連記事